ネットマンの考える教育

1.社会と教育、2.育むべき能力、3.目指す教育環境、4.ITの利活用、5.ITでコミュニケーション、6.ネットマンができること、7.ネットマンの考える教育

1. 人口減社会。資源は「人」。正解はひとつでない。

このグラフをご覧ください。日本の人口の推移です。これから世界に先駆けて
日本では人口が減り、少子高齢化社会=働く人口の減少社会を迎えることになります。

よって今まで成功した方法がこれからも成り立つわけがありません。
変革が必要な時代となったのです。
資源のない日本に唯一ある資源は「人」です。「人」が活躍して始めてこの国は躍動します。

よって人づくりの原動力となっている"教育"に関しては、もっとも変革が必要なテーマです。

一方、21世紀となってグローバル化と情報化が一気に進みました。
インターネットによって様々な情報が瞬時に世界に伝わります。
情報だけでなく人のつながりも越境する時代になっていきます。

そんな時代は、価値感の多様性がぐんと増しますので、
「みんな一緒」の時代から「それぞれ違う」時代に変化します。
教育面から見ると、「正解がひとつ」の時代から
「いろんな答えがありえる」時代に変化
したのです。
日本の年齢別人口の推移

2. 「自分の考え」+「他者の知恵」=新しい発見

こんな時代を生きていくためにはどのような力が必要なのでしょうか?

それは一つしかない答えをパッとすばやく出す力ではなく、
自分の考えと他者の知恵を融合して新しい発見をしていく力です。
まさに、新しい価値を創造する力と言えます。

方程式は
「自分の考え」×「他者の知恵」=新しい発見
です。

他者には価値感や視点、そして経験が違う人たちが多くいます。
その英知を活用できたらどんなにすばらしいでしょう。

でもただ活用といっても単純ではありません。
人の協力を得ていくためには自分の考えがしっかりしている必要があります。
自分自身をしっかりもっている人こそ尊敬され支援されるからです。

自分の考えをしっかりもつためには、普段から「正解のない問題」に立ち向かい、
自分の頭で考え抜いている習慣が必要となります。

ただ立ち止まって考えているだけの人は困ります。
走りながら考え抜くことができる人。まさに行動実践力も必要です。
そして、間違いに気づいたらすぐに修正して改善できる柔軟性も大事でしょう。

柔軟性を育むには広い視野をもつことが大切となります。
それは、小さいころからの多様な人との付き合いが影響します。
そしてその交流が、お互いの違いを認め合いことにつながり、
自尊心と相互信頼という基礎的な力を創り上げることができるのです。

ではこのような力をつけるためには、教育はどうしたら良いのでしょうか?

3. 教育の場をコミュニケーション溢れる場に。

深く考えながら、行動実践し、他者の知恵を活かし、新しい価値を創造する。

「人」の潜在的な能力に関わらず、このような活動が推進されるか停滞するかは、
すべてに「場」に影響されます。

「いい場」であれば、自由闊達なる思考を行い、人は人にそれを伝えます。
「悪い場」であれば、人は思考を停止し、誰にも本音を話しません。

「いい場」であれば、人と人は真剣に交流し、お互いの違いを認め合い支援し合います。
「悪い場」であれば、人は人を羨み妬み表面的に付き合うだけで融合しようとしません。

「いい場」をたくさん経験した人は、「いい場」を自分でも作ろうとします。
なぜなら、たくさんのいい思いを経験して、感謝の気持ちでいっぱいになるからです。
自分がいる場がたとえ、「悪い場」であっても、
どうやったらそこが「いい場」にできるか努力すると思います。

「人」が成長する原動力となる教育の場に「いい場」を
作り出すことができたらどれだけ素晴らしいでしょうか。

私たちは、それがコミュニケーション溢れる場であると考えます。

自分で深く考えながら、行動を実践し、他者の知恵を活かし、新しい価値を創造する。

このような活動を支援するツールが必要となってきます。

4. 教育現場のためのITシステムの必要性

市場には様々なデバイスが出てきています。
ケータイは一人一台の時代になりましたし、スマートフォンも成長しております。
また、iPadに代表とされるタブレットが現れ、誰でも簡単に使いやすくなってきています。
また光回線につながるWifi環境や無線LAN環境が安価に作れるようになり、
情報を利用する環境が整ってきています。

私たちネットマンは1999年の設立以来、
教育現場のためのITシステムを開発してきておりますが、そのすべてに、
「人」と「人」がコミュニケーションすることによって学びを創発する

というコンセプトで商品を開発してきました。
だからこそ「モバイル端末」を「教育に必要な学習端末」と考え、
ケータイ、スマートフォン、タブレットなどの
新しいデバイスに、誰よりも早く対応し続けております。

コミュニケーションに着目した先見性が認められ、特許を取得することもできました。
これからも「どこにもない。先進的な発明品」を生み出していきます。

5. コミュニケーション・ラーニング

小学校では、

・児童は、タブレットで小テストを解答。
・先生は手元のタブレットで素早く結果を確認。
【採点時間がないので、その分時間を個別指導に割り当てられる】

高校では、

・生徒は、ケータイでアンケートに回答
・先生は、みんなの意見をプロジェクターに投影。
【自己開示による信頼関係を構築した授業運営を行う】

大学事務局では、

・学生は、ケータイで出席を登録、履修状況を回答
・事務局は、すべての授業を学生一覧から表示。
【学校全体の状況を把握し、的確な学生フォローに活用する】

大学教育では、

・学生はレポートを提出、他の学生は、レポートを閲覧、自分のレポートに生かす。
・先生は、レポートを整理して確認、フィードバックする。
【学生同士の学び合いを通じて、レポートのレベルアップを図る】

企業内研修では、

・受講者は、研修後の現場での行動の実践状況を共有
・チームメンバーは、フィードバックで応援する。
・人材育成担当者は、目標の達成度合いを自動効果測定を行う。
【コミュニティーを利用して、やりっぱなしの研修を行動定着型に改革する。】


これらの事例は、教育の場に"コミュニケーション"を創り上げた成果です。

このように、教育にITによるコミュニケーションを活用すると、
「お互いに成長し合える場」=「いい場」を作り出すことができるのです。

自分の考えと周りの知恵を融合し、新しい発見をしていくという、
これからの時代に必要な「コミュニケーション・ラーニング」の環境が実現できます。

私たちは、これからの教育のデザインは、
もっと人と人とがコミュニケーションすることを支援すべきと考えます。

お互いの違いを認め合い、気づき合い、自身の成長につなげ、他者の成功を喜ぶ。

複雑な問題が多い今の日本。解決のヒントはここにあるのではないでしょうか。

6. 強みは「ITツール×運営ノウハウ」の提供

今まで「ITを教育に活かす」には大きな壁がありました。
ITリテラシーの問題、セキュリティーの問題、高価なシステムの問題もありましたが
なにより大きな壁は、今までの”教育哲学”の問題でした。

私たちがケータイ(モバイル端末)を教育に活かすべきだと商品を出荷したのは2001年でした。
時代が早すぎて、全く売れませんでした。
でもそんな中でも、先見性をお持ちの大学の先生や、
チャレンジ精神旺盛の企業の人材育成担当者さんと出会い、
教育において、どのようにITシステムを活用していけばいいか、考えてきました。

その結果、私たちが学んだことは

「教育にITを適用するにはそのツールの機能よりも運営のノウハウの方が大切」

ということです。
そして継続して、みなさんと一緒に運営ノウハウを学び続けるために、
研究会を設立し、学習コミュニティーの運営を行っています。


ネットマンの提供するプライスレスな商品は、
ITをどのように使えばいいのかという教育現場の運営ノウハウなのです。

よって、ITツールに関しては、ユーザーの意見や考えをしっかりお聞きし、
さらに汎用化設計を加え、毎月の無償バージョンアップを10年以上続けています。
私たちにとってユーザーは単なるお客様ではありません。
一緒にこれからの教育を考えて悩んで行動してきた同志なのです。

7. 次世代教育デザイン「教育×IT×コミュニケーション」

私たちはすべての教育にITによるコミュニケーションが活用されることを支援していきます。
私たちの目指す未来は、学ぶ人、提供する人、
関係する人たちなど教育に関わる人すべてがネットワークされ、
「学び合う人たち」となり、お互いに研鑽しながら交流している状態を創り上げることです。

これからの日本が立ち向かう問題は、大変複雑で難しい問題が多くあります。
すでにすべての問題に「正解」はなくなりましたし、「解決法」を誰も教えてくれません。
ではどうすればいいのでしょうか。

それには、年齢、性別、立場に関係なく、お互いを信頼して高めあう場を作り出し、
意見の違いを堂々と語り合い、新しいアイデアを生み出し続ける社会を創造することです。

すべての教育の現場がそんな場に変わったらどんなに素晴らしいでしょうか。

「違いを尊重しお互いに高めあう場」で育った人たちが新しい社会を作るんだと思います。

その実現には大きな変化を伴います。よって反発も大きいことが予想されます。
私たちに、まったくのぶれはありません。
ネットマンにはやり抜く覚悟がありますし、次の世代へ必ずいいバトンが渡せると信じています。


教育×IT×コミュニケーション


ネットマンは、次世代教育をデザインしていきます。


すべての"学ぶ人たち"の未来のために。